「幼年期の終り」ドラマ版(2015)

幼年期の終り」ドラマ版(2015)
先日、久々にアーサー・C・クラークの「幼年期の終り」を読んだのをきっかけに、ネットでいろいろ調べてみたら、なんと2015年にドラマ化されている事を知った。
日本では専門チャンネルで2016年に放映されたようだが、日本語版のDVD発売は無い。
それでもどうしても見たくなったので、海外版をユーズドで購入。
通販サイトではリージョン2となっているのにPCでしか見られなかったり、英語字幕の表示がうまくできなかったりと苦労したが、詳しくあらすじを書いてくださっているサイトがあったので、それを参考にしながらなんとか見通した。DVD3枚、1時間20分づつの3部構成、合計4時間の大作である。
ストーリーの主軸は押さえてあるが、変更点はけっこうあるし、正直、4時間にするための水増し部分が(テレビの視聴者の喰いつきをよくするためとはいえ)正直この作品のテーマと関係あるとは思えない。(農民になってしまったストムグレンの亡妻、現妻のエピソード等)1部1時間づつで原作どおりにすっきりとやってほしかった気がする。
あと、クライマックスの肝である、子供たちのダンス(?)が無いのが物足りないなあ。
それでも、このSF史上に残る名作を映像化した事には意義があると思う。
ちなみに、オーヴァーロード:カレルレン役が、シャーリー・マクレーンの「アウト オン ア リム」のドラマ版で恋人の政治家役を演じていたチャールズ・ダンスだった!懐かしい。