シューマンの交響曲の各曲の人気度

シューマン交響曲は、漠然と1番と4番が人気で、次いで3番、最後が2番だと思っていた。
1番と4番はいい意味でキャッチャーで交響曲としての構成もしっかりしている。ロマン派の交響曲の代表的作品という感じだからだ(まあ、オーケストレーションの問題は別として)
なので、以前もティントナーのシューマンの時に、なぜよりによって2番とか、シューリヒトのシューマンも、なぜ1番と4番が無いんだろう(これは書いたか記憶がないが)と思ったりしていた。
ところがある方のネット記事をみてびっくり、ヨーロッパでは2番と3番の方が人気だというのだ。その方も「意外にも」という書き方をしているから、上記の私の意見も一般的な日本のクラシックファンの意見だと思う。
まだ「ライン」という名のついた3番は、ライン川の流れを思わせる息の長い主題で始まるので、ヨーロッパ人は好きなんだろう、と想像がつくが、なぜ2番?
宇野功芳がかつて「精神分裂的な作品」と評したのは極端な例としても、曲としての見通しが見えづらいというか、なんかわちゃわちゃしているうちに終わってしまうというか、交響曲としての起承転結が無いというか。
しかし、それも日本人としての感覚で、ヨーロッパ人は別の感覚でこの曲と聴いているのだろう。そこらへん詳しく知りたいものだが・・・・