ジネット・ヌヴー ワーナー録音全集(4CD)

久々に郊外のショッピングセンターのタワレコへ行ってみたら、輸入盤のクラシックのBOXで、少女がヴァイオリンを抱えているジャケットを見つけた。
曲目を見てみたらシベリウスのヴァイオリン協奏曲があるので買ってしまった(決してロリコンではない(笑))
帰宅して調べてみたら、ジネット・ヌヴーというフランスのヴァイオリニストで、15歳でヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールに出場し、当時26歳だったオイストラフを抑えて優勝した天才だが、1949年、アメリカへの演奏旅行のため搭乗した飛行機が墜落、30歳で亡くなってしまった方とのこと。不勉強でもうしわけないが、まったく知らなかった。
収録はシベリウスブラームスのヴァイオリン協奏曲で2cd、あとの2cdが小品集という構成。
手元にある古いシベリウスのヴァイオリン協奏曲は、シベリウス自身が絶賛したというカミラ・ウィックス盤(1952)があるが、ヌヴー盤はそれより7年前の1945年の演奏で聴き比べが楽しみ。またヒラリー・ハーンとの新旧天才ヴァイオリニストの聴き比べも楽しみである。

「名探偵コナン」とガンダム、イデオン

先日放送された「今夜くらべてみました」の「名探偵コナンを愛しすぎる女」を録画しておいたのを見た。
娘が子供の頃にアニメを一緒に見て、原作本も買ってけっこうはまっていたが、話が進まないので見なくなって久しいが、今はこんな事になっているとは知らなかった。(高木刑事と佐藤警部補のロマンスは微笑ましく見ていたが)
声優ファンとしては、せっかくだから
アムロ・レイ古谷徹)→安室透、降谷零 つまり 古谷と降谷、アムロ・レイのレイと零
赤い彗星のシャア(池田秀一)→赤井秀一 つまり「赤い」を演じた「秀一」

なんて話もして欲しかった。

しかし、古谷さんも巨人の星ガンダムに続く3度目のブレイク、池田さんは2度目のブレイクが起きるなんて、ファンでも想像もつかなかったと思う。

個人的にアニメの胸キュンとかはないのだが、やはりガンダムのカイとミハルの淡い恋、そしてイデオンシェリルが死んだときギジェの魂が迎えに来るシーンは思い出すだけでも涙が出る。

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「サスペリア」と美内すずえ「13月の悲劇」(と、ベルリオーズ)

サスペリア」という映画は、イタリアのプログレ・バンド「ゴブリン」が音楽を担当したという事で昔から気にはなっていたのだが、結局映画を見る機会も、音楽を聴く機会もないまま今まで来てしまっていた。
ストーリーだけでも、と思って調べたら、なんかこの話どこかで見たかも、と思った。
(以下ネタバレあり)
「転校した学校が実は悪魔(魔女)崇拝の学校だった」というオチなのだが、美内すずえの「13月の悲劇」もこういう話だった。
調べたら「サスペリア」は、1977年「13月の悲劇」は1971年の作品である。
「転校した学校が実は悪魔崇拝の学校だった」というアイデア自体は、そう珍しいものではないし、「サスペリア」自体「トマス・ド・クインシーの小説「深き淵よりの嘆息」をモチーフ」にしているとの事なので、その小説(1845年の作品)の中にそういうモチーフがあるのかもしれないと思って調べたら
「彼女は神に反抗する者である。狂気の母でもあり、自殺を教唆する者でもある」
という人物がいて、どうもそれがモデルらしい。
「13月の悲劇」と「深き淵よりの嘆息」の関係はわからないが、どこかでつながってたら面白いな。
ちなみに、「深き淵よりの嘆息」は「阿片常用者の告白」の続編であるが、この「阿片常用者の告白」にインスパイヤされて作曲されたのがベルリオーズの「幻想交響曲」だったとは知らなかった(汗)

吉田松陰と千鶴

コンビニで平田弘史の「時代劇傑作選 士魂篇」というのを見かけて吉田松陰という作品があったのでなんとなく買ってみた。
若き日に上級武士の娘千鶴に恋をしたものの、身分の差とあばた顔、貧弱な体をののしられ、さんざんにふられてしまうエピソードがあったが、あれ?こんな話あったっけ、と思って調べてみたら、ネット上ではよくわからない。もしかして創作なんだろうか。なんか気になる。

ちなみに平田弘史とみ新蔵が兄弟とは知らなかったなあ。

 

アトランタ市長の父は歌手

昨今のニュースで、アトランタ市長の映像が流れるのを見て、えらい美人さんだと思ってなんとなく調べてみたら、ケイシャ・ランス・ボトムズという方で日本語のウィキペディアが無い。英語版をみて見たら

father R&B singer-songwriter Major Lance

とあった。
え?R&Bの歌手?と調べたら(こちらも日本語のウィキペディアが無い)1960年代にヒット曲があるメジャー・ランスというスター歌手であった。モータウン・サウンズ後のノーザン・ソウルというくくりだったらしい。
世の中知らないことはまだまだある。ちなみにこの事を日本で書いたのは私が初かもしれない(違ってたらごめんなさい)
うーん、フェロモンがあるなあ。

youtu.be

コロシアム・ファースト・アルバム "Those Who Are About To Die Salute You"(1969)

1stから順番に一気に聴くつもりであったコロシアムであるが、2ndがなかなか届かないので我慢できずに1stを聴いてしまう。この段階ではジャズ色、サイケ色のあるけたたましいブルース・ロックである。
そんな中、G線上のアリアをはじめとするバッハの何曲かのコード進行を使用した"Beware The Ides Of March"も面白かったが、日本音階を利用した"Mandarin"にはびっくりした。最初信じられなくで偶然かと思ったのだが、オリジナル・スリーブの文章にちゃんと"Japanese soft scale"とある。この時代、インド音楽に影響を受けたバンドや曲はかなりあったが、まさか日本音階を使用していたバンドがあったとは驚きである。
ネット上ではボーカル&ギターのジェイムス・リザーランドとベースのトニー・リーヴスの力量が足りないという声があるが、それは結果的にコロシアムがけたたましいジャズロックバンドに進化した後の眼から見ての事で、単純に方向性の違いだと思う。
ジェイムス・リザーランドは速弾きをあまりしないチョーキング多用のいかにもブルース・ロックのギタリストであり、この時期はブルース・ロック色が強いのでなんら問題もはないと思う。
トニー・リーヴスも同様に、サイケ系、プログレ系のベースに聴こえる。脱退後はコロシアムの同僚であるキーボードのデイヴ・グリーンスレイドとプログレ・バンド「グリーンスレイド」を結成しているし、カーヴド・エアにも参加している。何より上記の日本音階使用のアイデアは彼のものである。
なので、コロシアム・ライブの方向へバンドが変化して行くうちに方向性の違いを感じて二人は脱退したのだと思う。
ちなみに「グリーンスレイド」は名前は知っていたが聴いたことは無かったが、俄然興味が湧いてきたな。

「ガメラ2 レギオン襲来」(1996)水野美紀が広瀬すず?

これはあくまでも個人的な勝手な感想です。
昨日久々に「ガメラ2 レギオン襲来」を、若干22歳の水野美紀ってこんなに可愛かったんだなあ、等と思いながら見ていたのだが、ん?なんか誰かっぽいと思い始めた。
それでわかったのが、あどけない表情やセリフの声質や言いまわし方がなんか広瀬すずっぽいのであった。(現在の広瀬すずは当時の水野美紀とほぼ同い年であるが)
それだけの話です。すいません。