音楽は休みといいながら、車では初期のジェネシスを聴いている。(アナログ時代散々聴いたミュージシャンは、CD化以降はあまり聞かなかったりするのだが)実はアナログ時代も、「フォックス・トロット」以降はよく聴いていたが、「侵入」「怪奇骨董音楽箱」は、「ザ・ナイフ」「ミュージカル・ボックス」のスタジオバージョンを聴くぐらいの意識しかなかったのだ。改めて聴いてみると、完成度はやはり及ばないが、これはこれなりに繊細で美しい音作りで、新鮮に感じる。やはり、「怪奇骨董音楽箱」での、スティーブ・ハケット、フィル・コリンズの加入はやはり大きい。ステーブのリード・ギターは、曲の様式美にぴったりくるフレーズを弾く。フィルはこの時期からけっこうボーカルをとっている。「フォー・アブセント・フレンズ」は明らかにリードをとっている。「ザ・リターン・オブ・ザ・ジャイアント・ホグウィード」は、まるまるピーターと同時に歌っている。(ピーターは当時どんな気分だったのかなあ)