ダンス・ウィズ・ウルヴズ(1988、翻訳:1991)

マイケル ブレイク
映画の原作を古本屋で購入。ほとんど映画と一緒なのは、作者が元々脚本家であり、小説の前に脚本が存在したから。ケヴィン・コスナー自身が脚本を気に入って、映画化しやすくなる状況を作り出すために、小説化を作者に勧めたらしい。
ただし、通常版の映画に無い部分もあり参考になる。例えば「拳を握って立つ女」とダンバー中尉が初めて出会うシーンで、なぜ彼女が怪我をしていたのか、映画ではよくわからなかったが、原作で納得。ここらへんは多分4時間バージョンには映像があるものと思われる。他にも、登場人物の心理描写が映画より細やかである(小説だから当たり前だね)
また、この作品が、いまや「ロード・オブ・ザ・リング」で有名になったヴィゴ・モーテンセンを想定して書かれていたということも今回知った。彼のバージョンも見たかった気がする。

ttp://tokyo.cool.ne.jp/athelas/dancewolves.htm

他のエピソードもいろいろ調べると、この作品も、数々の僥倖が重なって現実化していったのだということがわかる。天の采配だな。