復活したアニメのテーマソング

日頃は極力ネガティブンな話は書かないのだが、今日は勘弁してもらう。
あるアニメが復活した。そのテーマソングについてネット上ではちょっとしたさわぎである。あるベテランミュージシャンによるユニットがテーマソングを録音した。歌唱も担当していた元の作曲家は難色を示す。制作側からは「これはデモテープ」と言われたので、いずれ別のバージョンが来ると思っていたら「もう間に合いませんのでこれでいきます」となる。
どう考えても、「間に合わない」というのは言い訳で、ユニットの再デビューの話題づくりが大前提の話を、作曲家に知らせずに、ゴリ押ししたものであろう。元のアニメのファンがどう思うとかを全く考えようともしない、本末転倒の連中の仕業である。
はっきりいって情けない話だが、これは芸能界では良くある話である。一昔前であれば、なあなあでおさまってしまっただろう。しかし、現代はこれだけネットが普及しているのだ。もう時代遅れの芸能界のゴリ押しは、すぐにばれて槍玉に挙げられてしまうのである。そこらへん(芸能界に限らないが)偉い人はもっとちゃんと認識しないと、ひどい目にあうぞ。