ジークフリート・イェルザレム

私がオペラのLDを集め始めた頃は1980年代〜1990年代の映像が発売されていたが、折しもドイツ3大テノール(?)ルネ・コロ、ペーター・ホフマン、そしてジークフリート・イェルザレムの全盛期であった。
なので、LDを買おうとすると、とにかくジークフリート・イェルザレムばかりで食傷した覚えがある。
というのは、ジークフリート・イェルザレムと言う人は個人的に、ロビン・ウィリアムズを彷彿としてしまって、ヘルデン・テノールのイメージが湧かなかったからだ。
しかし、その印象は、私が見た彼の映像が、1990年代以降だったからのようで(指環の「ジークフリート」と「パルジファル」共にレヴァイン)1980年代は、若干かっこ良かったのだという事を知った。

1981年のパルジファル(シュタイン:バイロイト)から

こっちがロビン・ウィリアムズに似ていると思った1993年のパルジファルレヴァイン:メト)

ちなみに、なんと元はオーケストラのファゴット奏者で、35歳の時にひょんなことから歌唱力を認められてデビューしたそうだ。