ワーグナー「ワルキューレ」より第1幕

レヴァイン指揮 メトロポリタン歌劇場管弦楽団(1989)
ジークリンデ:ジェシー・ノーマン
ジークムント:ゲイリー・レイクス
フンディング:クルト・モル
アゴスティーニ・オペラである。とりあえず第1幕のみ見る。

ゲイリー・レイクスは、ヘルデン・テノールにしては若干声が細いがなかなかの美声。しかし不細工とは言わないまでも小太りの猿に見える。
ジェシー・ノーマンは超一流のソプラノであるが黒人である。ジークムントとジークリンデは双子の兄妹で、まだ身元がわかっていない段階でフンディングが「なんとふたりは似ている事か」と独白するが、これでは・・・・オペラは見栄えも必要なので難しい。
ちなみにモルは演技、歌唱ともにさすがの出来。
そうなると前々から見たい見たいといってきた、プーレーズ盤のペーター・ホフマンのジークムントが、やはり相当な価値があるのだな、とわかってくる。
こちらがレヴァイン

こちらがブーレーズ盤のペーター・ホフマンとジャニーヌ・アルトマイヤー