ハイティンクの モーツァルト「魔笛」

モーツァルト魔笛
ハイティンク指揮 バイエルン放送交響楽団(1981)
パパゲーノ:ヴォルフガング・ブレンデル
パパゲーナ:ブリギッテ・リンダー
タミーノ:ジークフリート・イェルザレム
パミーナ:ルチア・ポップ
夜の女王:エディタ・グルベローヴァ
ザラストロ:ローランド・ブラハト
モノスタトス:ハインツ・ツエドニク
弁者:ノーマン・ベーリー
侍女:ドリス・ゾッフェル、オルトン・ウンケル、マリリン・リチャードソン
武装した男:ペーター・ホフマン、オーゲ・ハウグランド
童子:テルツ少年合唱団
私の大好きなソプラノ歌手は何べんも書いているが、グンドゥラ・ヤノヴィッツルチア・ポップであるが、「魔笛」は映像ではポップが歌うものを持っていたが(サヴァリッシュ盤)CDでは持っていなかった事に気が付いた。
で、現在比較的入手しやすいハイティンク盤を入手した。なかなかに豪華な配役。個人的にはサヴァリッシュ盤でもパパゲーノを好演していたブレンデルや、端役時代のペーター・ホフマンが嬉しい。イェルザレム、ツエドニクもお馴染み。図らずも、将来の2大ヘルデン・テノールの若き日の競演となったわけだ。
しかし、聴いてみると遅いテンポで美しくはあるが角の取れた演奏で、フォルテも弱々しい軟弱な演奏、躍動感にも欠ける。歌手も歌いづらそうである。こういうのを歌手の無駄遣い、というのだ。
これは、今後ポップの部分以外は聴かないな。