チェリビダッケの ブルックナー ミサ曲第3番へ短調

ブルックナー ミサ曲第3番へ短調
レーグナー指揮 ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団&合唱団(1990)
マーガレット・プライス(ソプラノ)
ドリス・ゾッフェル(アルト)
ペーター・シュトラーカ(テナー)
マティアス・ヘレ(バス)

レーグナーのブルックナー ミサ曲第3番へ短調を聴く前にヘレヴェッヘ盤とチェリビダッケ盤を聴いて復習したのだが、ヘレヴェッヘ盤は感想を書いていたが、チェリビダッケは感想を書きそびれていたようで、改めて感想を書く。
ちなみにヘレヴェッヘ盤の感想はこちら。
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20090317/p1

相変わらずテンポは遅いが、聴いているうちに気にならなくなってくる。
今回、ヘレヴェッヘの後に聴いたのでよくわかったのだが、ヘレヴェッヘは美しいが音楽がわかりづらい(古楽界のカラヤンでは?と思い始めている)
それに比して、チェリビダッケは音楽がよくわかる。ブルックナー交響曲と共通する部分も今回理解できた。マーガレット・プライス始め、歌手陣も良い。実に深淵な音世界である。
チェリビダッケブルックナーはファーストチョイスとしては勧められないが、ブルックナーを聴く人間は、いつかは耳にして欲しい演奏である。