ポルナレフBOX 日本盤アルバム(CD)未収録曲(と「おかしなジョー」)

今回、「ポルナレフ革命」以前の日本盤のアルバム(CD)に未収録の曲がたっぷり聴ける、と書いたが、それは以下のとおり。

いとしのヴェロニック
ビートニク
侮辱
哀れなギタリストの告白
ミカエルへの哀歌
ファット・マダム
男は涙を流さない
ミス・ブルー・ジーンズ
失われたマント
ショー・ビジネス候補生
愛の別離
リンガディン
悲しきマリー
夜行列車(今夜の列車)
アベク・ニニ
つけぼくろ
天国への道
ジョブ

未収録なのになぜ邦題がついている?と個人的にも思ったのだが、シングルやEPとして発売されたり、1974年に「ポルナコレクション」という日本編集盤に収録されていたり、トリビュート・アルバムに収録された際に邦題がついたりしていたようだ。

今回のBOXの前に、日本盤CDで復習していたので、上記の曲のみを聴いた。
「悲しきマリー」は、さすがに聴いたことがあったし「ジョブ」は前にも書いたが「忘れじのグローリア」のB面で聴いていたが、他はすべて初めて聴いた。ヒット曲とは比較にならないけれど、他のアルバムの収録曲と比べてもなんら遜色はなかったので、今回これだけでもうれしい。

今回上記の「ポルナコレクション」の存在を初めて知ったのだが、そこに収録されている
「おかしなジョー」"L'affreux Jojo"がBOXに収録されていない。
どうも、昔からどのCDにも収録されていないようで、今回のBOXでも唯一の未収録曲のようだ。BOXのブックレットにはシングル、EP、アルバムのジャケット写真の下に収録曲が載っているが、「おかしなジョー」が収録されているEPの写真には、ちゃんと4曲の曲名が載っているのに、その下の曲が3曲しか載っていないので意図的に未収録なのだろう。これは、以前からファンの間では謎らしいが、ポルナレフらしいちょっといっちゃってる歌詞がCD収録に向かない、という可能性はある。

(追記:海外の歌詞検索サイトでも、作者の意向により未掲載、みたいな扱いになっていた。"L'affreux"は直訳すると「醜い」だから、差別的とされているのかもしれない)
それでも、今ではようつべで聴けるのだから、いい時代になったものだ。
ちなみに、あるサイトでこの曲を変拍子と書いてあったが、一瞬間違えそうだが、普通に3拍子である。

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