プラッソンのグノー「ロメオとジュリエット」

グノー「ロメオとジュリエット」
ミシェル・プラッソン(指揮)トゥールーズ・キャピトール管弦楽団&合唱団(1983)
アルフレード・クラウス(ロメオ)
キャサリン・マルフィターノ(ジュリエット)
ジョセ・ヴァン・ダム(ローラン神父)

ザ・グノー・エディションである。この録音も「オペラ名作名演全集」は推薦盤として挙がっている。ザ・グノー・エディション様様である。
前奏曲で、冒頭が「さまよえるオランダ人」かと思う弦のトレモロでびっくりする。が、今度はフガート!グノーは油断がならない。しかし本編は実に清澄で美しい。
歌手陣が豪華である。しかも若い。当時のジャケットが復刻されているがアルフレード・クラウスにひげが無い!いや、よく見るとある(笑)昔、彼のインタビューで、どうしても髭が不要な役柄の時はドーランで髭を塗りつぶす、と言っていたが、画面でそれを見るのは初めてだ。マルフィターノも後の妖艶な役どころとは違って清純だ。
プラッソンはフォーレ管弦楽でお世話になったが、さすがに間然するところがない。
プラッソンと主役二人があまりにいいので、この録音さえあれば他にいらない気になってしまった。
あ、同じプラッソンで、アラーニャとゲオルギューがあるなあ。でも大体予想がつくからいいか。