グノー オラトリオ「死と生」
プラッソン指揮 トゥールーズ・キャピトール管弦楽団(1992)
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
ナディーヌ・ドゥニーズ(メゾ・ソプラノ)
ジョン・エイラー(テノール)
ジョセ・ヴァン・ダム(バリトン)
クリストフ・クールマン(オルガン)
オルフェオン・ドノスティアラ合唱団
ザ・グノー・エディションである。2時間半を超える大作である。
海外ウィキペディアによると、その前のオラトリオ「贖罪」の続編的内容になっているらしい。「レクエム」「審判」「生」の3つの部分に大きく分かれるが「レクエム」が全体の半分以上を占める。
「聖チェチーリアのための荘厳ミサ」同様、フランス音楽独特の宗教音楽で、これもけだし傑作であろう。
つくづく思うのは、若い頃ラヴェルやドビュッシーを聴いて、フランス音楽に対する変な思い込みがあったようで、フォーレ、ベルリオーズ、そしてこのグノーでだいぶそれが払拭された気がする。そう、ドイツ、イタリアと比べても何ら遜色のない魅力をフランス音楽は持っているのだ。