バイセンテニアル・マン(1976)

アイザック・アシモフ(「聖者の行進」収録)
こちらも、アシモフのロボットもので、直接は、ベイリシリーズとはつながりが無いはずだったが、アシモフ銀河史再編成で、組み込まれる形になった中篇。とはいえ、独立して読んでも何ら問題は無い。昔からこの作品は好きで、何遍も読んでいる。ロバート・シルヴァーバーグが「アンドリューNDR114」として長編化している。悪くは無いが、やはり原作を読みたいところ。好きな作品なので、ロビン・ウィリアムズ主演で実写化されると聞いて、ダメ元で、ちょっと期待したのだが、案の定「ハリウッド」流儀の駄作となってしまった。もったいない。思えば、原作付きのSF映画で、出来がいいものはあったろうか?「2001年〜」は、同時進行、「ミクロの決死圏」はノヴェライズ、「ブレード・ランナー」「惑星ソラリス」(タルコフスキーの方)ぐらいではないか?あ、原作を読みたくてもなかなか入手が難しいが(講談社文庫)「第5惑星」(Enemy Mine)(1985)(原作:バリー・ロングイヤー「わが友なる敵」)は、お涙頂戴だが、結構好きなのだった。けっこう「トホホ映画」扱いされているようだが・・・