ライブにおけるディープ・パープル

DEEP PURPLE といえば、クラシック的構成美も持っていたとはいえ、シンプルな曲構成が多く、それで、かつてのロック少年たちが、最初にコピーするバンドの代名詞となったのであるが、シンプルな曲構成ということは、ライブ演奏で、ある程度の外枠さえきっちり押えておけば、その以外の部分は、各メンバーが自由裁量とセンスで、けっこう好き勝手に演奏できるということでもある。昔は当たり前に聴いていたが、歌や各ソロの部分で、バッキングを演奏する各メンバーが、結構いろいろやっているのが、大変楽しめるし結果的にすばらしい仕上がりになっている。DEEP PURPLE の真の姿は、結構即興バンド的な魅力をもってたりもするのだ。