先日ＴＶ放映されたのを録画しておいたものを見る。私はタツノコ系の絵が苦手で、ほとんどのアニメは見ていない（ガッチャマンは主題歌が好きなだけ）また、この映画は公開時あまり良い評判を聞かなかったので、余り期待せずに、チェックしておこうぐらいの気持ちで見始めた。しかし、それは思い違いだった。
この映画について、何を書こうかいろいろ考えた。圧倒的なビジュアルや豪華キャストの名演、多少ステレオタイプながらも深遠なテーマ。しかし、あえてこう言いたい。この映画は、いずれ（既にか？）歴史に残る名作と言われるようになるか、カルト的人気で伝説になるだろうと。
思えば、ガンダム、イデオンは「巨大ロボット物」という範疇で作成されなければ、この世に出なかったであろう。しかし、これらの作品の真の価値は「巨大ロボット物」と無関係のところにある。同じように、この映画は「新造人間キャシャーン」を原作としているという前提が無ければ、この世に出なかったであろうが、真の価値はそこには無かったと言っていい。これだから、映画の公開時の評判は当てにならない。もしかして「キューティー・ハニー」や「デビルマン」も公開時の評判と中身は違うのか？
ＰＳ．映像に現実味が無いということを書いていた人がいたが、これは架空の近未来を、あえてつくりものっぽく、うそっぽく見せている手法で、わざと現実味をとりさっているのだと思ったが・・・。
ＰＳ．ＤＶＤ買って、メイキングが見たくなってきた。
