ブルックナー 交響曲第9番

フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1944)
「ゲーム倉庫」の中古CDコーナーを、あまり期待せずに見てみたら、「不滅の名盤コレクション クラシック音楽の芸術遺産」というシリーズ物で、上記を収録した2枚組CDを発見、580円の値が付いていたので迷うことなく購入。フルトヴェングラーのブル9音源は1種類なので、ラッキーと言える。
第1楽章は序奏部、再現部の冒頭にきついアッチェレランドがある以外は、テンポの変化も許容範囲内の雄大な音作り。
スケルツォはシューリヒト並みの快速演奏。
アダージョは、かなり遅めのテンポだが、中だるみすることの無い、チェリビダッケミュンヘンフィルも真っ青の精緻な演奏で、さすがベルリン・フィルとうならせられる。
フルトヴェングラーブルックナー」という先入観無しに、もっと聴かれるべき演奏だろう。