ブルックナー 交響曲第8番

フルトヴェングラー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1954)
アナログ時代に所有していて、いつか欲しいと以前書いた(こちら
フルトヴェングラー最晩年のブル8を、運よくオークションで廉価で入手できた。
3種類あるフルトヴェングラーのブル8の中では、個人的にはこの演奏をとる。
この、1954年というフルトヴェングラーの最晩年の他の演奏についても、この日記でも何回か取り上げているが、いわゆるフルトヴェングラーの代表盤とはまた違った深遠な演奏が多い。
繰り返しになるがアッチェレランドは(フルトヴェングラーにしては)抑えられ、一見おとなしい演奏のように聴こえるが、実に滋味があふれている。「運命」しかり(こちら)「ルツェルンの第9」しかり(こちら)等々。
いわゆるフルヴェン節全開の演奏も好きなのだが、どちらか一方といったら僅差でこの最晩年の演奏群をとるかもしれない。
ドン・ジョヴァンニ」も1954年だし。(こちら
そうなると、以前辛い点をつけた「マタイ」もっと聴きこむ必要があったか?(こちら
フルトヴェングラーの1954年演奏には「魔弾の射手」「ワルキューレ」とかあるんだよなあ。いつか聴く事になるんだろうか。