ペーター・コルネリウスの「ル・シッド」(と「エル・シド」)

以前マスネに「ル・シッド」というオペラがあると書いたが(こちら)ドイツ・ロマン派の作曲家ペーター・コルネリウスにも「ル・シッド」というオペラがある事を知った。マスネと同じく、コルネイユの戯曲を元にしたもの。
が、クーン指揮の録音がえらい高値が付いている(涙)ようつべにも無い。
今回初めてコルネイユの戯曲のあらすじを見たのだが、イスラムとの戦いや王との軋轢よりも、父の仇の娘(その娘にとってもル・シッドは父の仇)との愛の苦しみに焦点が置かれているようだ。
そうなると、チャールトン・ヘストンの映画「エル・シド」は(こちらとこちら)史実と「エル・シードの歌」とコルネリウスの「ル・シッド」の混合版ということになる。