イギリス王室の開祖はヴァイキング?

先日、北欧中世史が知りたいと書いたが、中公新書に「物語 北欧の歴史」というのを見つけて、まあオラヴ・トリグヴァソンについてはたいして載ってはいないだろう、とは思ったが、とりあえず買ってみた。
予想通り、オラヴ・トリグヴァソンについては2文のみ(涙)それはしょうがない、この1冊で北欧5国の現代までを網羅しているのだから。
しかし、最初の方で「え?」と思ったのが、ヴァイキングがいろいろな侵略先で土着していった、という記述の中でデンマーク(or ノルウェー)のヴァイキング、ロロが、フランスで功績を上げてノルマンディ公となり、その子孫ノルマンディー公ウィリアムがイギリスを征服してイギリス王となった、とあった。
ノルマンディー公ウィリアムについては、アーサー王伝説の成り立ちについて書いたときに触れたが
http://d.hatena.ne.jp/hakuasin/20060906
その先祖がヴァイキングだったとは・・・・・しかも当時のイギリスは別のヴァイキングの支配地もあったから(ブリテン北部)ノルマンディー公の侵略は、ある意味ヴァイキング同士の戦いだったわけだ・・・・
http://d.hatena.ne.jp/hakuasin/20110322
うーん、知らなかったなあ。
ちなみにロロはノルウェーの初代王ハーラル「美髪王」に追放されてフランスへ侵略の旅を行ったとか。