デュトワのベルリオーズ「レクイエム」

ベルリオーズ「レクイエム」
シャルル・デュトワ指揮 モントリオール交響楽団&合唱団(1997)
ジョン・マーク・エインズリー(T)
昨日、待ち状態である、と書いたのだが、待っている間ベルリオーズの「レクイエム」をいろいろ聴きなおしていたので、せっかくだからとフライングながらデュトワベルリオーズBOXの「レクイエム」を聴いてしまう。
清澄で押しつけがましさのない演奏で、以前ミュンシュの1967年盤を清澄であると書いたのだが、デュトワ盤を聴くと、ミュンシュは清澄であっても押しの強い演奏であることがよくわかる。
だからと言ってこの演奏が物足りないわけではなく、かえってこの曲のチャーミングさが強調された結果になり、この曲の新たな魅力を発見した感じである。