ディーリアス 付随音楽「ハッサン、またはサマルカンドへのすばらしい旅」
ハンドリー指揮 ボーンマス・シンフォニエッタ(1979)(EMI)
マーティン・ヒル(テナー)
ブライアン・レイナー・クック(バリトン)
ボーンマス・シンフォニエッタ合唱団
ディーリアス最後のオペラは「フェニモアとゲルダ」(1910)であるが、その後この付随音楽「ハッサン」(1923)を作曲している。独唱、合唱付きの作品。
ウィキペディアによると
「これによってディーリアスは金銭的、芸術的に成功を収めた」
「真に大衆的な成功者となった」
また、内容はネット情報によると
「イギリスの詩人ジェームズ・エルロイ・フレッカーのアラビア文化をイメージした「サマルカンドへの黄金の旅」(The golden Journey to Samarkand)という詩をベースにした戯曲に付けられた音楽」
との事。
ヒット作とのことで、全体にかなりキャッチャーではあるが、最晩年のディーリアスの良さも失われていない。これもけだし傑作か。
ディーリアス 付随音楽「ハッサン」より「間奏曲とセレナード」
ヒコックス指揮 ノーザン・シンフォニア・オブ・イングランド(1985)(EMI)
マリナー指揮 アカデミー室内管弦楽団(1977)(デッカ)
「ハッサン」の短調の前奏曲を長調に転調した雰囲気の、第1幕の第1場と第2場の間の間奏曲と、ヴァイオリンが奏でるメロディが印象的な、やはり第1幕のセレナードの組み合わせは、独立して演奏されることがあるとの事で、2つのBOXに収録されていた。