以前にも書いたが、SFを読み始めの頃は、スペース・オペラやヒロイック・ファンタジー等は敬遠していた。 なので、代表的な作品や作家の名前を認識している程度であった。
たまたま家にある創元推理文庫の古本の中の一冊を手にして、巻末の既刊本の紹介欄をなんとはなしに見ていると、作品名も作家名もまったく知らないものがずらーっと並んでいるのを見て「え?なんでこんなに作品数がある作家を知らないの?」と思って調べてみたら古いスペース・オペラだったりする。
ネットで調べてみるとけっこう興味深かった。
例えば、E・C・タブの「デュマレスト・サーガ」は31冊も出ている。スペース・オペラ+ハード・ボイルド+少年の成長物語との事。
また、本国では30巻以上出ているが邦訳は6巻で終わってしまったジョン・ノーマンの「反地球シリーズ」
ジョン・ノーマンの本業は哲学者で哲学的描写もあるものの、男尊女卑のSM的官能小説とのこと。なんじゃそりゃ?
スペース・オペラの紹介本とか読んでみたくなったが、だぶん通常の紹介本だと、E・E・スミス、エドガー・ライス・バローズ、エドモンド・ハミルトンとか「ペリー・ローダン」あたりで終わってしまいそうだ。こういった忘れられた(コアなファンは残っているらしいが)スペース・オペラの紹介本とかないものかなあ。