HUSH(1968)

Joe South
この曲は不勉強ながら、この年になるまでディープ・パープルⅠ期、Ⅱ期(ライブ)でしか知らなかった。心のどこかで「自分が知らないのだから、たいした事は無いだろう」という思い上がりがあったかもしれない。(禿反省)CMでかかるようになってからも、最初はカバーかと思ったぐらいだ。だから、オリジナルと知ってびっくり、いつかは欲しいと思っていたが、やっとベスト盤を購入した。
いかにも60年代の声質(中音域にふくらみがある感じ)で、この声質が、70年代には一気に古臭く感じられていったが、今となっては両方ともはるか過去なので、そんなことは無いのだろう。南沙織のヒット曲のパクリ元である「ローズ・ガーデン」他、数々のカバー元の作者である事も初めて知った。ギタリストとしてのキャリアもあるらしく、CD全編で聴けるセミアコは彼の演奏なのだろう。かなりセンスがいいと思う(CMのイントロを聴けば、万人が納得?)確かにこの時代のアメリカ音楽を形作り、70年代へ橋渡しをしたミュージシャンだという事が、ベスト盤からわかる。惜しむらくは、バックのミュージシャンのレベルの低さで、特にリズムセクションが、リズムが合わないのが、どうもいんずい(また出ました、地方限定用語)