ベースのハーモニックス奏法

先日書いた「The Great Deceiver Live 1973-1974」で、ジョンがベースでハーモニックス奏法をやっているのを発見した!一般にハーモニックス奏法というのは、フレットをおさえる左手で、ハーモニックスのポジションを軽くおさえることでオクターブ上のハーモニックス音を発生させる方法だが、ここでいうハーモニックス奏法とは、弾く側の右手の親指で、弾く方の側のハーモニックスポジション(さらにオクターブ上がでる)(すでにフレットはは無いが)を軽く抑え、人差し指等ではじいて音を出すやりかた。(さらにオクターブ上のポジションもある)左手はもちろんフレージングができるが、音の高さによりハーモニックス位置が違う為、おさえる位置をずらしながら弾くという、慣れるまでは大変むずかしい奏法。ウェザー・リポートジャコ・パストリアスがHeavy Weather(1976)で披露して、一躍有名になった。ジャコは、流暢にフレージングを行っているし、ジョンは、未だ効果音的な使い方だが、ジャコ以前から、そういう音の出し方があるといことを気付いていたベーシストがいたのも確かということだ。
ちなみに、私はピッキング直後に、ピックをもつ親指で、ピッキングの流れでミュートをかけるという、ギターではおなじみの奏法(名前は忘れた)を、ベースに応用して、似たような効果を出していた事がある。