Love Warriors(1989)

Tuck & Patti
何べんも書いているが80年代後半から90年代はほんとに疎い。彼らのことも知らなかった。奥さんの友人が奥さんにCDを貸してくれたことで触れることができた。ヴォーカルとセミアコギターの夫婦デュオの2ndで、他の楽器もオーバーダブも一切無し。基本的にはジャズであり、ヴォーカルは伝統的な低音ハスキーの女声ジャズボーカル。ギターはジャンルレスで時折パーカッシブな超絶テクで、ラウル・ミドンを思い出す(もちろんラウルの方が後輩)ただし、こちらはどこまでもソフト・タッチ。こういった形でジャズもちゃんと生き残ってゆくのだ。1978年結成で、デビューが1988年、さらに旦那は1952年生まれだから、売れるまでずいぶんかかっている。自分たちの音楽に自信と信念があったんだろうな。けっこうカバーが多いが完璧に彼らの世界になっているので、オリジナリティを損なってはいない。まさに癒し系。まだまだ知らない音楽がいっぱいある。ギター1本の「哀愁のヨーロッパは一聴の価値あり。