Frank Zappa
思えば、ザッパは奥さんがネットオークションで、紙ジャケ日本盤新品３０枚３万円というのをみつけ、それに飛びついたのがはまるきっかけであったが、ザッパ御大は３０枚入手しても全ＣＤの約半分なのだった。で、漏れていた重要なＣＤは、おりをみてぽつぽつと揃えていたわけであるが、これもそのひとつ。ライブ盤ではあるが、あいかわらずスタジオテイクも変幻に混じる。時折長いギターソロも入るが全体的にのりのいいポップな曲が多い。ザッパのライブの中でもダントツに楽しい雰囲気である。その分変態曲はラス前の１曲のみ、それも、アヴァンギャルドな２ｎｄからの曲。その点若干寂しいが、ラストはジャズロックの名作「Hot Rats」の"Peaches En Regalia"の８０年代アレンジバージョンの"Peaches Ⅲ"なのがうれしい。このアルバムは、以降の"You Are What You Is"や"魔女〜"への布石と考えるべきか。（ヴァイ氏初登場。でも、どこにいるかわからず）
