「怪奇と幻想の物語 〜エドガー・アラン・ポーの世界」
Alan Parsons Project
アラン・パーソンズ・プロジェクトを初めて聴いたのは渋○陽一のFM番組の新譜紹介コーナーで"PYRAMID"「ピラミッド」(1978)の"What Goes Up...""The Eagle Will Rise Again"がかかった時。たまたまエアチェック(死語?)していて、ちょっと気に入って長らくそのテープを聴き、数年前にアルバムを購入して「まあ、こんなもんか」と思っていた。
しかし、hisamura75 様に「ピラミッド」なんかより「ポー〜」です!とお叱り(冗談です)を受け、買ったはいいものの、いつもの悪い癖で、タイミングがづれると、全く聴く気がおきないという状況で、長らく時間がたってしまっていた(汗)
「フロイドの『狂気』のエンジニア」というのはデビュー当時の売り文句であり、本人も意識していただろう。やはりフロイドの香りがある。マイク・オールドフィールドやジャーマンプログレの雰囲気もある。ポップで抒情性たっぷりだが、上記の「ピラミッド」あたりのあられもないポップさとは違うところが好ましい。「アッシャー家の崩壊」にはオーケストラのみのパートがけっこうあるが、これが近代・現代クラシック的なつぼを押さえいて、なかなかいい感じのしあがりである。