シューリヒトのブラ1

ブラームス 交響曲第1番
シューリヒト指揮 シュトゥットガルト放送交響楽団(1963)
先日のシューリヒトのブラームス第2があまりにもよかったので、今回のシュトゥットガルトBOXのブラームスには本当に期待していたのだが、その期待を裏切らない出来。
いつも通りのニュアンス付けから、のびやかな音作りに加え、縦の線より横の線を重視したり、テンポの緩急が激しかったり、ブルックナーの5番の方法論に近いものを、感じる。
http://d.hatena.ne.jp/hakuasin/20090630
それがブラームスの欠点をうまくカバーして、本当に気持ちの良い音楽になっている。
以前けなした4楽章のテーマも、ちょっと他には聴けないアクセント付けで別曲のように良く聴こえる。
初めてこの曲がいい、と思ったぞ。さすがシューリヒト。