アルバン・ベルク 歌劇「ヴォツェック」

アルバン・ベルク 歌劇「ヴォツェック
アバド指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団(1987)
フランツ・グルントヘーバー:ヴォツェック
ヴァルター・ラファイナー:鼓手長
フィリップ・ラングリッジ:アンドレス
ハインツ・ツェドニク:大尉
オーゲ・ハウクランド:医者
ヒルデガルト・ベーレンス:マリー

約1時間半の比較的短めのオペラ。
以前、ラフマニノフの「アレコ」について書いたが
http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2014/02/27
こちらもやはり、浮気をした内縁の妻を殺す男の話で、なんでまあ、こんなにもオペラはこんな話ばかりなのだろう、等と思ってしまう。生活費の足しにするために、主人公が医者の人体実験の被験者となって、精神障害を起こすところが、20世紀らしい新機軸なのだろうが。ちなみに実話をもとにしているらしい。
ストーリーは気に食わないが、音楽的には「これぞ現代音楽のオペラ」という見事なものなので、あまりストーリーを気にせずに音楽だけ楽しめばいいのかな。