シューマン マンフレッド序曲
コンヴィチュニー指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(1960 1961)
先日書いたコンヴィチュニーのシューマン交響曲全集であるが
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2015/05/25/045548
交響曲4曲の2CDかと思っていたら交響曲以外の作品でもう1枚、全3CDであった!
曲目は以下のとおり。
序曲、スケルツォとフィナーレ
ゲノヴェーヴァ序曲
4本のホルンと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック
マンフレッド序曲
「ゲノヴェーヴァ」は大分前に紹介した歌劇で
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20110830/1314647848
序曲のみとはいえ、これは嬉しい。
ということで、手始めにポピュラー曲であるマンフレッド序曲を聴いてみる。
1960年1961年というのは、かのベートーヴェンの交響曲全集の録音と時期がいっしょである(録音場所も同じ)
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20070913/p1
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20070916/p2
つまり、ある意味コンヴィチュニー+ゲヴァントハウスの黄金時代である。
なので、こちらも楽譜通りの楽器が実に良く聴こえる。下手な効果を狙っていないので、ある意味裸のままのむき出しのシューマンである。これがまた、実に新鮮だ。
実は、あまりに感動してしまったので、家にある「マンフレッド序曲」をすべて聴いてしまった。みなそれぞれに素晴らしかったが、コンヴィチュニーに比べると、他の指揮者は生のままでのシューマンに自信が無いので、いろいろと工夫を凝らして演奏しているように聴こえてしまう。これは交響曲も期待が持てる。