「進撃の巨人」一気読みの効用

進撃の巨人」一気読みの効用
進撃の巨人」は、まだここまでヒットする前に2巻目まで買ってそのままになり、その後娘と奥さんがはまって、コミックスや別マガを娘が買うたびに読んでいた。
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2013/07/27/062259
年を取ったせいか、間が空いてしまうと前の話を忘れてしまう。今回のお盆がいい機会だと思って1巻から最新巻、そして別マガの最新号まで一気読みをした。
そうなると、一気読みでなければ気づかないことがいっぱいあって、なるほどなあ、のオンパレード。
その他にも、最初の方で主人公エレンが訓練兵の時代に、ある訓練に適性が無いということで兵になれない可能性があったことがあった。結果的にその訓練に使用する器具に不備が見つかったのだが、当時この不備にはなんか裏ががある、とにらんでいた。しかし、その後それについては忘れ去られたかのように作中でも触れられなかったので、こっちも忘れかけていた。しかし、それがつい最近その謎があきらかになったのである!
この作品はいきあたりばったりではなく、作者が当初きちんと構想したとおりに進んでいる、ということを改めて思い知らされる。
しかし、デビュー前の素人時代に、ちゃんとこの全ストーリーを構成しきっていたという作者には、まったく驚かされる。本当にすごい人だ。この作者を絵が下手だというだけで切り捨ててしまった、某出版社のセンスの無さがまた浮き彫りになるな。