アンゲルブレシュトのフォーレ「レクイエム」

フォーレ「レクイエム」
デジレ=エミール・アンゲルブレシュト指揮 フランス国立放送管弦楽団・合唱団(1955
フランソワーズ・オジュア (S)
ベルナール・ドゥミニ(Br)
ジャンヌ・ブドリー・ゴダール (Org)

先日、聴いてみたいがお高いと言っていた「ペネロプ」の指揮者アンゲルブレシュトの「レクイエム」が、モノラルながら超名演とのことで入手する。
以前
フォーレの「レクイエム」は古い指揮者による大時代的な演奏の録音が無い」
と書いたのだが
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2017/07/20/044846
「ロマンティシズム」という意味であるなら、この演奏が一番近いかもしれない。フルトヴェンクラーやメンゲルベルクのようなあられものない「ロマンティシズム」ではなく、あくまでフォーレの「レクイエム」を演奏するための気品を保ったうえでの「ロマンティシズム」である。これもけだし名演であろう。
チェリビダッケ等、気になる演奏もあるが、フォーレ「レクイエム」はこれで一段落。