Olynpia Concert(1972)

Alan stivell
先日書いたブルターニュのハーピスト兼ボーカリストのアラン・スティーヴェルの初期の傑作といわれるライブを買ってみる。編成はケルティック・ハープ、フルート、バグパイプ、ハンマー・ダルシマーバンジョー、ギター、フィドル、リコーダー、ハモンド・オルガン、ベース、チェロ、打楽器、ドラムス。クレジットによると最初の1曲を除いてトラッドのアレンジ。前半はまさにしっとりとした民族音楽の世界。一気に悠久のケルトの太古へ誘われる。後半は上記の編成による、まさにトラッド・プログレ、ようつべで見た"Tri Martolod"が聞けるのがうれしい。トラッドファンは(後半は好みが別れるが)絶対に気に入る。もう一枚、プログレ・バンド「マグマ」が参加したアルバムも聞きたかったが、こちらは入手不可。しかし、まだまだ知らないことがいっぱいある。1970年代前半にこんな音楽が存在したなんて。