大分前だが「蒼天航路」が、驚くほど正史から題材がとられている、
と書いたことがある(こちら)
「蒼天航路」1〜2巻(コミック版)に掛けて、胡人(西域人)の少女をめぐって、
曹操が宦官の大物張譲の邸へ侵入するくだりがある。
昔は漠然と「さすがにこれはフィクションだろう」と思ったが、
その後正史を読んで、「武帝紀」の裴松之注に、
ちゃんと「張譲の邸宅へ侵入」と書かれてあるのを見て
「おお〜!!」と感動したものだ。(胡人の少女の件はフィクションだった)
今回、やはり「武帝紀」の裴松之注に、馬超との戦いにおいて
「(曹操に)雨のように矢が降り注いだ」という記述を見て、
28巻冒頭のシーンを思い出した。
当時は「凄い矢の数だな〜」と思ったものだが、ちゃんと正史にその元があったのだ。
前にも書いたが、正史は読み通すのは至難の業である(個人的な感想です)
なので「蒼天航路」の元ネタを探す、という楽しみが無ければ、続行は無理かもしれない。
本末転倒(劇爆)