チマローザ「秘密の結婚」

バレンボイム指揮 イギリス室内管弦楽団(1976)
フィッシャー=ディースカウ
ヴァラディ
オジェ
ハマリ
先日ちらっと書いた「秘密の結婚」であるが(こちらバレンボイム盤の廉価もあった。
バレンボイムのイタオペって、あまりピンと来ないのだが、まあ録音自体が多くないし、廉価もなかなか無いのでいたしかたない。
ロッシーニが現れるまでは、オペラブッファ界に君臨していたと言うチマローザの最高傑作である。
バロック・オペラとベルカント・オペラの間、つまり古典派のイタリア・オペラを始めた聴いたわけだが、モーツァルトにこれほど近いとは思わなかった。っていうか、これも本末転倒で、こういう形式のオペラを踏襲して、モーツァルトが自作を書いたわけだから、近いのがあたりまえである。(ただし、この作品は「魔笛」の翌年)
具体的にその形式の特徴を言うと、バロック・オペラに比べて重唱が充実してきた事、そして内容や登場人物の感情に、音楽が寄り添うようになってきた事があげられると思う。
モーツァルトのオペラが大好きで聴いてきたのだが、やはり同時代の他のオペラも聴いてみないと、逆にモーツァルトの価値を見誤る事になるなあ。私と同じように、モーツァルトのオペラは好きでも、同時代のオペラを聴いた事が無い人は、一度お聞きになる事をお勧めする。