シューベルト「アルフォンソとエストレッラ」について

シューベルトがオペラを書いていた事は実は知っていた。
子供の頃読んだ本に、シューベルトは実はプライドが高かった、というエピソードとして(以下うろ覚え)以下の話があったからだ。
シューベルトがまだ無名時代、友人のオーケストラ楽団員との酒の席で、その楽団員がからかい半分で「今度是非我々の為に曲を書いてくれたまえ」と頼むのに対し、シューベルトは断った。楽団員が「どうして?同じ芸術家同士の頼みじゃないか」と言うとシューベルト
「君たちは芸術屋だが、私は芸術家だ、世界で一番偉大な交響曲とオペラを書いた芸術家なんだ」
と答えたと言う。(交響曲第何番かとか、オペラ名は書いてあったと思う)
実際は、交響曲もオペラも上演機会が無かった時期の話だから、そうとうなプライドである。
シューベルトのオペラは十数本、そのうち入手可能な録音があるのが9本。映像があるのがこの「アルフォンソとエストレッラ」あらすじ等はこちら。

ttp://homepage2.nifty.com/aine/opera/opera72.htm

しかし、残念ながらようつべ上には映像が無い。
スイトナー指揮ヘルマン・プライ歌唱のアリア

誰かが「歌曲をあつめた感じ」と書いていたが、たぶんそんな感じなのだろう。