ジャズ

ノー・ミステリー(1975)

リターン・トゥ・フォーエヴァー フューチャーリング チック・コリア 前半、かなりファンク色が強くなり、フュージョン臭がぷんぷんする。これはもう、私にはいかんかなと思ったら、5〜6曲と、アコースティック楽器オンリーで、1期の世界の進化版のような…

銀河の輝映(1974)

チック・コリア&リターン・トゥ・フォーエヴァー アル・ディメオラをギタリストに迎えた4枚目。前作から、いわゆるハードエッジ?、フュージョン?プログレ?路線となったが、そちらは購入してない。これ以降のこの手のフュージョンバンドの原型になったと…

ライト・アズ・ア・フェザー(1972)

チックコリア&リターン・トゥ・フォーエヴァー 前作の延長線上の第2作だが、前半は、よりジャズへの先祖がえりが見られる。ただし、センスは明らかに70年代。ラストの曲のイントロは「アランフェス協奏曲」、ジム・ホールのアルバムを思いだすなあ。思え…

永遠への回帰(1972)

チック・コリア フローラ・プリムつながりで、ここまできてしまった。あんなにフュージョン嫌いなわたしだったのに。しかし、これがフュージョンなら、少なくともこれは私が嫌っているフュージョンではない。ジャズのリズムじゃない静謐ジャズ?うーんラスト…

啓示(1974)

カルロス・サンタナ アリス・コルトレーン welcome は、入手できず通販にした。先にこれを聞く。前半は、ストリングスとアリスのハープにカルロスのギターが乗る、クラシックともジャズともロックともいえない不思議な音楽。ちょっと気負いすぎの感もあるが…

至上の愛(1964)

ジョン・コルトレーン というわけで、久々に聴いてみる。改めて、この時期に彼の表現したい内容が、ジャズという枠というか箱に収まりきれず、箱が壊れるぎりぎりの状態にあるここが分かる。というか、もうひびがはいって、漏れている感じ。だからこそ、この…

スイングガールズのDVD

やっとスイングガールズのDVDが届いた。プロのそつの無い演奏より、数倍も彼女達の演奏で感動するのはなぜなのだろう、おもわずうるうる来てしまった。こういうのを見ると、やはり人と合わせて演奏したくなってくる。

Niggle Feuigle(1966)

Cecil Taylor(P) 若い頃、ほんの少しジャズを聴いていたことは、ジョン・コルトレーンの時にも書いたが、セシル・テイラーも気になる人だった。フリージャズだが、より現代音楽に近い感じがする。で、CD屋のワゴンセールで777円だったので買ってみた。…

Live in Tokyo(1972)

Weather Report このアルバムはオフィシャルなのだが、ウェザーにとっては番外的な扱いなのか、ウェザーのアルバム紹介などでも、落とされてる場合が多い。他のアルバムと一緒に注文したのに、かなり遅れて届いたし、よくみるとオーストリア盤である。2nd…

8:30(1979)

WEATHER REPORT 元はアナログ2枚組みでいわゆるD面のみスタジオ新録音。あとはライブ。世間的には大傑作といわれているし、分かる気もするが、ライブの方は、元々のスタジオ盤では豊富だった民族音楽的、アンビエント的な魅力がすっかり無くなって、ただジ…

Mr.Gone(1978)

WEATHER REPORT さて、また音楽性が変わってきている。民族音楽+エレクトリックミニマル(テクノとは違うので、あえてこういう表現をする)にジャズセンスというのだろうか。実験作の匂いがする。前作を引きずっている曲も、あえてキャッチャーさを出さない…

Heavy Weather(1976)

WEATHER REPORT さて、大ヒットアルバムであるが、予想より聴けた。つまり、キャッチャーになって私には聴けないかと思っていたのにという意味である。さすがウェザー、確かに浅さを感じる部分もあることは確かだが。かつての、フリージャズやロックジャズ、…

Black Market(1976)

WEATHER REPORT いよいよ2曲ながらも、ジャコパスが参加、まだまだ彼にしてはおとなしい感じ。全体的にさらに洗練されてきているが、まだまだロックジャズ的ダイナミズムと民族音楽的センスは失われていない。まだまだ許容範囲。さて、いよいよ「ヘビー・ウ…

Tale Spinnin'(1975)

WEATHER REPORT これは、かなりキャッチャーになってきた。プレ「ヘビー・ウェザー」って感じ。ただし、4曲目は前作のラスト曲に近い民族音楽的な作品で、こういう作品がある限り、まだまだ聴ける。

Mysterious Traveller(1974)

WEATHER REPORT 前作の路線(アフリカン+フリーキー)を引き継ぎながらも、若干ポップさが増した。とは言え、まだ私の許容範囲である。最後の曲はアフリカ?インド?熱帯地方の楽園のようなアンビエントミュージック。キーボードのザヴィヌルがギター、ダブ…

SWEETNIGHTER(1973)

WEATHER REPORT ウェザーリポートの3枚目である。そろそろ音楽性が変わってきた。なんかエレクトリック・マイルス的な感じがする。そもそも、ザヴィヌル(キーボード)ショーター(サックス)は、ちょうどエレクトリック移行期のマイルスバンド出身だが、先…

スウィングガールズのHPで本日夕方スペシャル番組があるというのを知っていたので楽しみにしていたら、地方番組が入る!そんなんいいからスウィングガールズやれじゃ!(方言)でした。 →バカ丸出しでした。6:00を勝手に夕方と思い込んでました。朝で…

ウェザーリポートとソフト・マシーン

金銭上の関係でウェザーリポートがなかなかそろわないので、比較の意味もあってソフト・マシーンをつらつら聴きなおしている。やはり、かたや根っこがフリージャズ、かたや根っこがサイケ&プログレなので、方法論からして違うのだった。 ソフツは、どこまで…

I Sing The Body Electric(1972)

Weather Report ウェザー・リポート2枚目である。これはもう前衛音楽だ。かなりの部分がフリー・インプロと思われる。各楽器間の緊張感がここちよい。1972〜74年のクリムゾンにも通ずる緊張感だ。やばい、ソフト・マシーンより好みかも。これは、しばらく追…

WEATHER REPORT(1971)

WEATHER REPORT ウェザー・リポートの1枚目である。私の年代の多くの方がそうかと思うが、私も大ヒット作「ヘヴィー・ウェザー」は買った。ジャコパスに衝撃を受けた。でも、それだけで、後追いも、前追い(そんな言葉あるか?)もしなかった。今回、本当に…

The Creator Has A Master Plan

king crimson the collectors' king crimson vol.3 Live At Summit Studios 1972 最近、the collectors' king crimson vol.8 を入手し、そこには、いわゆる「アイランズ・クリムゾン」のライブが、またまた入っていたので、さて、今までこのラインナップで発…

「スウィング・ガールズ」のドキュメント

夕方「スウィング・ガールズ」のドキュメントをやっていた。録画してゆっくり見るつもりだが、ざっと見たところ、なんと、近県で開催される結構有名な「南郷ジャズフェスティバル」に出演したらしい。知らなかった。惜しいことをした。DVD出たら買ってし…

Weather Report

また、Weather Report が初期はジャズロックだったと知って、こっちも聴きたくなっている。なにせ、ジャズ、ジャズロックに関しては、遅く来た住人なので、まだまだ新しい世界が拡がっている。 ただし、困った事がある。当月下旬に、KING CRIMSON の BOX 2…

Live at Birdland

John Coltrane これから書くことは、JAZZファンには噴飯ものだろうと思うので、そういう人は読まないで下さい。私はJAZZが嫌いではない。しかし、どうしてもフリージャズ以降のコルトレーンが好きなので、この名演であるヴィレッジ・バンガード等で…

The Complete 1961 Village Vanguard Recordings

五つの銅貨

先日書いた「五つの銅貨」のサントラを買った。なんと今年の発売で、それまでCD化されていなかったのだ!なんだかなあ。みごとにアナログ時代と同じだ。モノラルだし。古い映画だし、ボーナストラックとか期待してはいけないのだろう。 前にも書いたとおり…

五つの銅貨(1959)

声優本で、羽佐間道夫が、この映画で吹替えたダニー・ケイについて熱く語っていたのでうれしくなった。日記上重複するかもしれないが、また書かせていただく。この映画は、子供の頃から無意識のうちに何べんも見ていて、だんだん「あ、またこの映画だ」と意…

Expansions(1975)

Lonnie Liston Smith 前述した、ファラオ・サンダースつながりで、何枚か購入したうちの、彼の最初の2枚(?)である。ファラオのアルバムに、1969年〜1971年まで参加したキーボード奏者。(短い間だが5枚ぐらい参加している)この時期のファラオの音楽の…

Astral Traveling(1973)

ファラオ・サンダース

それで、思い出すのが、ここでも少し書いた、ファラオ・サンダースである。彼もインド思想、宗教の影響が強いが、せっかく彼のサックスを聴きたくて買ったライブが、延々と、単音を曲のリズムに乗って吹いているだけの曲とかが、平気であったりするのだ。あ…