THEN!(1990 発売 2003 LIVE IN TOKYO)

正直に言って、Allan Holdsworth 復活の I.O.U (1982) Road Games (1983) あたりは、あまりにテンションコードの進行が異様で、一種とらえどころがなさ過ぎる曲群のため、いまいち曲を把握しづらい(勉強不足なのですが)ところがあって、その点この時代は、そこら辺が抑えられてきて、私的には、こっちの方が聴きやすい(というか、充分異常なのだが)
The New Tony Williams Lifetime 時代のプロト・コスモスはじめ、全般にほんとうにかっこいい!(これも語弊があるかなあ)の一言。あと、わたしが思うに彼のソロにはボーカルは要らない。そこらへんが、初期のソロと、ここらへんの作品の評価の差になるのだ(私には)
もっとも、傑作と呼び声高い、2002年のやはり日本のライブALL NIGHT WRONGが未聴なのだった(涙)
ちなみに ZONE(Ⅰ〜Ⅲ)は、インプロビゼーションナンバーだがあきらかに2000年代クリムゾンの先取りで、あきらかにこっちの方ができがいい。クリムゾン幻想はそろそろ捨てるべきではないだろうか。どんなバンドにせよ、つまらない音楽をやるようになったら、おしまいである。だったらそのバンドが面白い音楽をやっている時代を評価するのは当たり前で、音楽の価値を抜きにして、ただただ新しいアルバムを出すから、すごいバンドだというのはどうなのだろう。
ああ!クリムゾン大ファンのわたしがとうとう言ってしまった・・・