クナッパーツブッシュ指揮 バイロイト祝祭劇場管弦楽団（1956）
序夜：ラインの黄金
意を決して聴き始める。しかし、全４部で、それぞれが長大なこのオペラ（楽劇）は、一度聴いたぐらいでは把握し切れるとも思えないし、比較する他の演奏も無い。（前にも書いたがＬＤで「第二夜：ジークフリート」を持っているが）しかし、とにかく聴かないことには始まらない。
で、「序夜：ラインの黄金」の３分の１程まで聴いたのだが、今のところ意外に聴きやすい。勝手に難解だというイメージを持ってしまっていたようで、考えてみれば全４夜が完成するのは「トリスタンとイゾルデ」より後だが、ここらへんは既に「トリスタン〜」より前に完成していた部分なのだった。実は「トリスタン〜」だけが、ワーグナーの中でも異色なのだということが、だんだん分かってきた。
というわけで、初めて聴くわけでもあり、比較対象も無いので、気のきいた感想が書けない可能性が高いということをお断りしておきます。
