ハリー・ポッターと死の秘宝(原本2007年出版)

J・K・ローリング
日本発売当初に購入していたのだが、前作から2年あいているし、ネット上でだいたいの話もわかってしまっていて、なかなか読み始める気にならなかったが、ドロシー・ギルマンも一息つきたくなったので読む。
忘れてしまった登場人物を、ウィキペディアで調べつつ(笑)読み始めたが、さすがに最終巻で息をもつかせぬ展開。
ラス前のハリーの悲壮な決意は、もうジュニア向けの範疇ではない。
後書きで訳者はこう書いている。
「これまで隠されていた伏線が全部明るみに出ており、それを読んだ上でもう一度全巻を読み直してみると、最初に読んだときとは違った声が、別の表情が読み取れる」
結局いつかまた時間を作って、通して読まなければ。
映画のほうも楽しみである。成長期の登場人物を使った10年にわたるシリーズ(原作も10年だが)はたぶん空前絶後の金字塔ではないか。ちなみにこの最終作の映画は2部作になるとのことだが、多少長くても1作に納めたほうが良かったのでは?
ちなみにネット情報によると、今回も翻訳上問題があるようだ。