先日、録画しておいたものを見る。
北斎にお栄という娘がいて、やはり絵を書いていたことは知っていても(葛飾応為)実際、彼女が書いた絵を見る機会は今まで無かったが、こんな、一目で天才性がわかるすごい作品を残していたとは知らなかった。
吉原格子先の図
ttp://sohske.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/106.jpg
三曲合奏図
ttp://image.blog.livedoor.jp/takurere1025/imgs/8/8/88d3c90a.jpg
残っている作品が極端に少ない理由として、「父の代筆をしていたらしい」「後世の画商が、北斎の方が売れるので、お栄の作品を「北斎作」という風に改ざんしたらしい」という点が上げられていた。
以前、ファニー・メンデルスゾーンやクララ・シューマンについて書いたことがあるが、時代ゆえに、弟、夫、そして父の影に隠れざるを得なかった天才女性達・・・・(時代も30年差ぐらいで、近い)感慨深いものがある。
そういえば、田中裕子がお栄を演じた映画、見てなかったなあ。面白いのかなあ。