シベリウス大全集(The Essential Sibelius)
というわけで(こちら)15枚組のシベリウスBOXを、ユーズド廉価で入手することができた。(タイトルは大全集だが、原題からして選集である)
最初は、第4番を持っているバルビローリや、ベルグルンド等評判のいい指揮者で交響曲全集を、と思っていたのだが、このBOXで全交響曲を振っているヴァンスカも
「その独特の透明感溢れる響きから「フィンランドの風景を思い起こさせる」「北欧の空気そのまま」などと絶賛を博す」(ウィキペディアより)
との評判なので、交響曲以外も幅広くきけるこのBOXを選択した。
今さらであるが、以前こんな事を書いた。(こちら)
つまりは、後期ロマン派の標題音楽的な作曲家だと、つい最近まで思っていたのだが、交響曲第2番のあとあたりから、絶対音楽的方向へ進んだらしく、まさに個人的には初期のシベリウスを聴いて、シベリウスはこんなものだと早合点していたという事を思い知った。
なので、今回はなるべく作曲順に聴いて、その作風の変化を確認していきたいと思う。