ワーグナー「ヴァルキューレ(ワルキューレ)」第1幕

朝比奈隆指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団(1985)
本当は全部聴いてから書くはずだったが、第1幕があまりに良かったので、途中経過として書く。
ラインの黄金」では、オペラの性質上からか、オケが若干控えめな印象だったが「ワルキューレ」になって、朝比奈さんはいよいよオケを前面に押し出し始めた。
オケ主導の「ワルキューレ」のなんと心地よい事か。歌手陣も健闘している。今まで聴いた「ワルキューレ」第1幕の中でも、最上の部類に入るだろう。第1幕終了後の聴衆の熱狂的な拍手と歓声が、それを物語っている。