アルヴェーン 交響曲全集 スウェーデン狂詩曲集

アルヴェーン 交響曲全集 スウェーデン狂詩曲集
ネーメ・ヤルヴィ指揮 ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団(1988~1992)
やっとスウェーデンの作曲家アルヴェーンの番がやってきた(笑)
http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2012/12/22
http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2012/12/23
タイトルは「交響曲全集 スウェーデン狂詩曲集」であるが、他にも管弦楽曲が多数収録されていて、アルヴェーンを知るには最適のセットだろう。
北欧らしさはあるものの、泥臭さよりスマートな形で表現されている。それでも、こういう北欧の香りがする音楽を聴き続けているのは、よほど感性に合っているのかな。
しかしその北欧云々を抜きにしても、予想以上に聴きごたえのある曲ばかりで、なんで今まで知らなかったのか、随分損した気分。
若き情熱あふれる第1、第5楽章に大々的なフーガを配した第2、古典派回帰の精緻な第3、1楽章形式のヴォカリーズ入りの大作の第4、最晩年の達観の境地の第5、3曲のスウェーデン狂詩曲を始めとする管弦楽曲も同様で、これから聴きこむべき価値のある曲ばかりと言える。