ショスタコーヴィチ 歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
ロストロポーヴィチ指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1978)
カテリーナ・イズマイロヴァ:ガリーナ・ヴィシネフスカヤ
セルゲイ:ニコライ・ゲッダ
ボリス・イズマイロフ:デミテール・ぺトコフ 他
チョン・ミョンフン指揮 バスティーユ歌劇場管弦楽団(1992)
マリア・ユーイング:カテリーナ 他の配役は下記
以前このオペラはチョン・ミョンフン盤ので聴いているが
http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2013/05/28
実は、この時ロストロポーヴィチ盤も選択肢にあったが、その時点で入手しやすかったミョンフン盤を選んでいた、という経緯があったので、今回BOXでロストロポーヴィチ盤が聴けてよかった。せっかくなのでチョン・ミョンフン盤も聴きなおす。
以前聴いた時は、それこそショスタコーヴィチは交響曲第5番しか知らない状況だったが、やはり作曲順に聴いてきて、あたらめてこのオペラを聴くといろいろとわかってくるものだ。
さて、ロストロポーヴィチ盤はアグレッシヴな部分をよりアグレッシヴに、抒情的な部分をより抒情的に演奏させているが、その対比のさせ方が杓子定規の一本調子に聴こえる。
鮮烈な印象を与えるのはロストロポーヴィチ盤であるが、チョン・ミョンフン盤は、より緻密で深みを感じさせる。