ワーグナー「タンホイザー」のおさらい

先日「ローエングリン」のおさらいをしたのだが、EMI ワーグナー オペラ・ボックスの「タンホイザー」が既に持っているハイティンク盤なので、せっかくなので、過去に聴いたサヴァリッシュ指揮 ローマRAI交響楽団盤も含めで聴き直すことにした。


ハイティンク指揮 バイエルン放送交響楽団
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20110222/1298323294
サヴァリッシュ指揮 ローマRAI交響楽団
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20101125/p1

ハイティンク盤は、上記の時は褒めていたが、今回聴いたら、以前「魔笛」で指摘した
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2014/07/23/045742
「軟弱な演奏」の印象の方が前面に出てきてしまい、これも「歌手の無駄遣い」と思ってしまった。年を経ると、こんなに印象が違うものなのだ。

サヴァリッシュ盤はモノラルの発掘音源で、バイロイト盤の丁度10年後、落着きが見えてきたか、と思いきや、強弱や緩急の振り幅の大きい、かなり激烈な演奏で、これがステレオで音が良かったらバイロイト盤に並ぶ名盤になったかも。(主役級以外の歌手が若干弱いが、ドイツ・オペラのイタリア・ライブだからいたしかたのないところ)

上記で歌手陣をまったく記載していなかったのでこちらで記載する。
ワーグナータンホイザー
サヴァリッシュ指揮 ローマRAI交響楽団(1972 イタリア:ペルージャ

タンホイザー:ルネ・コロ
エリーザベト:グンドゥラ・ヤノヴィッツ
ヴォルフラム:ヴォルフガング・ブレンデル
ヴェーヌス:ミニョン・ダン
領主ヘルマン:マンフレート・シェンク
ワルター:カール・エルンスト・メルカー
ハインリヒ:マルティンフィンケ
ビーテロルフ:ジェフ・ヴェルメーシュ
ラインマル:マリオ・シアッピ
牧童:エルケ・シャーリー