ディーリアス「シナラ」 2種 「去り行くひばり」

ディーリアス「シナラ」

グローヴズ指揮 ロイヤル・リヴァプールフィルハーモニー管弦楽団(1968)(EMI)
ジョン・シャーリー=カーク(Br)


フェンビー(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1981)(ヘリテイジ)
トーマス・アレン(Br)


「日没の歌」同様、夭折の詩人ダウスンの詩によるバリトン独唱とオーケストラの為の曲。
寡聞にして知らなかったが「シナラ」は超有名で、かの「風と共に去りぬ」は、この「シナラ」の中の一句だそうだ。その内容は、ネットでもすぐわかるので、興味のある方は検索してみてください。ちなみに「シナラ」は遊女の名前。
毎度似たような感想で申し訳ないが、溶け入るような極上の音楽世界で、この2種は甲乙つけがたい。

 

ディーリアス「去り行くひばり」

フェンビー指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1981)(ヘリテイジ)
アントニー・ロルフ・ジョンソン(T)

ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩による、テノール独唱と小オーケストラの為の曲。寂静と感動が同居するディーリアス最晩年の境地である。
次回からはいよいよオペラに取り掛かるが、ここまでディーリアスの歌ものが素晴らしいと否が応でも期待は高まる。が、ここでいったん一休みさせていただく。