真・紅伝説

真・紅伝説というキングクリムゾンのBOXが出るらしい。ほとんどが既出音源だし、高いので買いたくは無いのだが、GROONだけは、今まで収録したCDを買いそびれていたので、今回だけは、涙をのんで買おう。この曲は、元々「キャット・フード」のB面で、アナログ時代は、「ア・ヤング・パーソンズ・ガイド・トゥ・キング・クリムゾン」というベストでしか聴けなかった。CD時代も何回かベスト的なものに収録されていたようだったが、経済的な点で、見送っていたのだ。
この曲は、前衛ジャズ的な、変拍子のイントロを持つ、今考えると、かなり異様な曲で、ライブバージョンは、「アース・バウンド」で、もっとダイナミックなインプロビゼーションが聴けるが、スタジオ盤は、もっと緻密な感じで、もしかして、この後この方向で行ったら、また面白いクリムゾンができたかも、と思わせてくれる。まあ、その残滓は、「リザード」「アイランズ」に、あるわけだが。ジャズを聴くようになると、この2枚の面白さがだんだんわかってきた。
追伸、以前のベストは「リザード」の曲の、ゴードン・ハスケルのベースとヴォーカルを差し替えるという暴挙があった。(それもあって買わなかったのだが)今回もそうなのだろうか・・・