ブラッドベリ原作の「サウンド・オブ・サンダー」

ブラッドベリ原作の「サウンド・オブ・サンダー」だが、元の小説ではオチに当たる部分から始まる話がメインみたいで、これで「これまで映像化不可能と言われてきた〜」「傑作SF小説を完全映画化」なんてうたい文句を聞くと、ちょっと気分が悪い。この小説が書かれていた時代は、この手のタイム・パラドックス・アイデアものは、他にも雨後竹の子のごとくあったわけで、それで傑作扱いはブレッドベリ自身も「はあ?」であろう。彼の傑作は、こんなものではない。